Weeping Bottlebrush
(枝垂れボトルブラシ)

 

 KFJ-099s

 

学名: Melaleuca viminalis

 

一般に枝垂れ(しだれ)ボトルブラシまたはクリークボトルブラシとして知られており、西オーストラリアニューサウスウェールズクイーンズランドに生育する固有の種である。

 

ボトルブラシという呼び名の由来は、花の房がボトルを洗うブラシに似ているから。

 

ボトルブラシは、高さ10 mくらいに成長し、春と夏に硬い樹皮、垂れ下がる葉とともにたくさんの真っ赤なボトルブラシ状の花をつける。

 

葉は交互につき、長さ25〜138 mm、幅3〜27 mmほどで、大抵は平坦で非常に細いい楕円形から細い卵形で、細い方の端が基部に向かっており、もう一方の端は先が尖っている。

 

花は鮮やかな赤で、開花後も成長し続ける枝の端とその周 囲にスパイク状に付いている。 穂状に咲いた花(グラジオラスやワレモコウ等のように、長く伸びた一本の花軸に、多数の小花が付く状態)は、直径35〜50 mm、長さ40〜100 mmで、15〜50本の花が咲く。

 

ボトルブラシは、洪水時の強い流れを乗り切るために適応している。もつれた根は、河岸の土壌を強化し、洪水の水の流れを遅くして浸食を減らし、それによって小川や川の水質を改善することを可能にするという、生態的特質を有している。

 


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